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2014.04.05

サービス付き高齢者向け住宅:グレープスふじみ野が竣工しました。

P1020898.JPGのサムネール画像
 
 
埼玉県ふじみ野市に、グレープスふじみ野が竣工しました。
愛着をもって永く住まえる高齢者向け住宅となるように、「施設である前に"住宅" である」を合い言葉にデザイン監修を進めました。
 
 
IMG_2124.jpgのサムネール画像 
 
 
建物の外観を高層部と低層部に分節し、戸建て住宅の多い周辺のスケールにより馴染むように意識しました。
また正面道路から玄関までの間に「ふじ棚」のアプローチを提案しました。ちょうど住宅の「屋敷門」にあたる部分の設えです。藤は成長が旺盛なので、程なくして「藤のトンネル」ができる目論みです。
 
 
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夜は「ふじ棚」の列柱が門灯となり玄関へと誘います。
照明は電球色のLEDとしました。玄関の奥に「版築仕上げ」の正面壁が控えているのが見えます。
 
 
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人を招き入れる玄関庇も、しっかり作り込みました。
 
 
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「版築」は古来からの建築技法で、土を層状に上から押し固めて作られる重量感のある壁です。
今でも法隆寺などで見ることができ、地層のように折り重なった表情がその特徴です。今回は地元埼玉県産の土を使い「ぬり貫」さんに施工して貰いました。
 
 
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玄関ホールは、床や腰壁などに土や木による自然な素材感を生かしました。
また、カウンター家具や天井形状、壁の出隅・入隅などはアールを生かしたデザインとし、見た目にも、触れても人に優しい空間としました。
 
 
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家のダイニングにあたる集会室(食堂)です。
床はナラのフローリングとし、テーブルとイスも木製で全体として自然素材による馴染みの良いインテリアです。
 
 
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集会室の窓際は、外部の床タイルを内側にも連続させ、コンサバトリーのようなデザインとしました。
春や秋の中間期には折れ扉を全開にして、庭先でランチを楽しむことが出来ます。
 
 
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集会室の前庭は、山桜を植えたイングリッシュガーデンです。
緑で囲まれたニッチに外部用のテーブルセットを置く予定です。
 
 
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各階には寛いだ雰囲気のコモンスペースが設けられ、入居される方の間に自然なコミュニケーションが生まれます。
共用部のタイルカーペットは、コモンスペースや玄関扉の前などで色味に穏やかな変化を持たせることで、高齢者の方の視認性に配慮しました。
 
 
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一見豪華そうに見える「施設」ではなく、高齢者の方が「ふじみ野を楽しむ"家"」となることを目指しました。
 

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